平成24年度大分県発達障がい者支援専門員養成研修初級の開講式が6月9日に行われました。
ご協力いただきました関係機関の皆様には深く御礼申し上げます。
 開講式では、大分県障害福祉課の池永哲二氏、大分県発達障がい者支援センター連絡協議会・運営委員長釘宮誠司氏(医療法人謙誠会・博愛病院院長)よりご挨拶をいただきました。その後、初回の講義として、大分県自閉症協会会長の平野亙氏、大分県教育庁特別支援教育課・指導主事兼主幹(総括)の清末直樹氏よりそれぞれご講演いただきました。
 平野氏の講義では、発達障がい児への支援のポイントやライフステージにおける組織的・包括的な支援、保護者への支援の重要性など、親の立場から専門家に求める支援についてお話しいただきました。清末氏の講義では、特別支援教育の基礎や考え方、法改正について、発達障がい児の学校における困りと、それを支援する側の対応のポイント、特別支援学校における巡回相談についてなどお話しいただきました。
 また、大分県発達障がい者支援センターECOAL・センター長五十嵐猛より、平成23年度の養成研修や派遣事業についての報告書「大分県発達障がい支援ネットワークの取り組み」の紹介があり、県内での支援体制におけるネットワークの構築の重要性についての話がありました。
(「大分県発達障がい支援ネットワークの取り組み」はECOALにご連絡いただければ郵送もいたします)
 初級の受講生の方々は、真剣に講義に耳を傾け、先生のお話に頷かれたり、懸命にノートを取られたりと非常に熱心でした。受講生のWさんは「選ばれたからには精一杯がんばります」とおっしゃっていました。今年度は、講義と現場視察研修が予定されています。
これから3年間、よろしくお願いします!
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